2005年08月22日

反物質砲をむやみに使ってはいけない

前の記事のコメントにも書きましたが、最近のアニメって時々反物質砲が出てきますよね。
最近だと、エヴァンゲリオンのポジトロンライフル(陽電子砲)、ガンダムSEEDシリーズに出てくるアークエンジェルのローエングリーン、ミネルバのタンホイザーなど。

反物質砲とは何かというと、反物質を使った対消滅で敵を直接破壊、さらに発生する膨大なエネルギーで焼き払う兵器です。

反物質というのは、電荷が逆の物質のことです。
通常、私たちの周りにある正物質は、電子がマイナス電荷で、陽子がプラス電荷ですが、これが逆の反物質というものがあるのです。
正物質と反物質がぶつかったとき、その物質は消滅し、その質量が100%エネルギーに転化します。
核融合が物質の質量の約0.1%しかエネルギー化できないことを考えると、圧倒的に効率のいいエネルギーの発生方法です。
しかし、ガンマ線が発生するので、放射能汚染が起こります。

ただ、自然界では普通に対生成(強い光がぶつかって、正物質と反物質が生成される)も起こっており、それによって発生した反物質が対消滅で消えることは頻繁に起こっているようです。
私たちの身の回りで起こっているかどうかはよく分かりませんが。

さて、そんな強力な反物質砲を使ったらどうなるでしょう。
まあ、宇宙空間で使う分にはそんなに問題はなさそうです。
宇宙空間の戦闘はかなりの距離を置いて行われるはずなので、反物質砲が直撃して相手が大爆発を起こそうとも、それほど影響は無いですし、宇宙空間はそもそも放射線の嵐です。
アークエンジェルとドミニオンが有視界戦闘を行っていたのは、演出でしょうね。

で、問題になるのは大気圏内で使う場合です。
SEEDで、ラミアス艦長が大気圏内でローエングリーンを撃つと汚染が発生するからダメだといっていますが、ある部分は正しいと思いますが、本質的に間違っていると思いますw

大気圏内で使う場合、発射したそばから空気と対消滅を起こすわけで、撃った瞬間大爆発ですw
エヴァンゲリオンの場合、日本中の電気を利用していましたが、あの頃の日本の発電量が分からないし、分かったとしてもどれだけのエネルギーが発生するか私には計算できないので分かりませんが、おそらく撃った瞬間、使途ごと第三新東京市はなくなるでしょうw
ポジトロンライフルで使途のATフィールドを貫通できるのなら、おとなしくその電力をつかってレーザー攻撃をしたほうが安全確実ですw

さらにやばいのは、SEED DESTINYで、キラが発射直前のタンホイザーを破壊しました。
タンホイザーにどれだけの反物質が蓄積されていたか分かりませんが、そんなものがいっせいに開放されたら、超巨大クレーターの出現は避けられないでしょうw
もちろん、誰も生き残りませんw
さらに核の冬までやってきてしまうかもしれないので、非常に恐ろしいですね。

まあ、対消滅がいかに優れた威力を発生させるからといえ、安易に使うとやばいということですねw


posted by Cion at 07:49| Comment(8) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
宇宙空間も真空ではなく、様々な物質が浮遊している(うろ覚えw)ので、撃った瞬間自爆は同じ結果なのでは・・・・?
物理に詳しくないので(しかも空想科学も入ると尚更w)思いっきり適当ですけど、
反物質を撃ち出しているのではなく、機関内で対消滅を発生させて、そこで生じた膨大なエネルギーを、推進ないし主砲などのエネルギーとして転化させてるのでは?と妄想してみるテスト!
Posted by yutan☆ミ at 2005年11月30日 13:51
宇宙空間の密度は1㎥あたり水素原子が1個ぐらいなので、たぶん問題ないかと。それ以外の物体も、数えれば相当な数になりますが、宇宙の広さからすると無いも同然なので、それも無視できると思います。それでも反物質のビームが光って見えるという現象は発生しそうですね。
反物質をそのまま打ち出していないというのは、一理ありますね。ただ、反物質を動力とする兵器は持っているだけで大変危険なので(万が一被弾したら大爆発w)、おそらく発射直前に反物質を作ると思われます。すると、わざわざ反物質を作るまでも無く、もとからある動力源のエネルギーを発射した方がいいという不毛な事態になりますねw 反物質砲はかなり無理がある兵器っぽいですw
まあ、反物質兵器は対象を物理的に消滅させるので、あらゆる物理防御が不可能というメリットもありますけど。その辺はあまり触れられていないので、分かりませんw ATフィールドは物理防御じゃないっぽいですし。
後、反物質を反応させない何らかのビームで包んで撃っている可能性もありました。それなら大気圏内で使っても・・・いやいや、相手に当たった瞬間クレーター出現&放射能汚染なのでダメかもw
今のところ、人類は反水素の精製に成功していますが、10の何十乗分の1秒しか持っていないので、兵器として利用されるのは相当先になりそうです。
Posted by cion at 2005年11月30日 13:52
って、書いておいて、反物質はものすごーく兵器にむいていないことに気がつきましたw なにせ原爆や水爆と違って、破壊された瞬間周囲の味方ごと消し飛ぶのですからw
戦略兵器に使えないことも無いですが、反物質を搭載したミサイルは砂漠などの不毛地帯に保管しないときわめて危険です。
今のところ、反物質はその圧倒的なエネルギー発生の効率のよさから、恒星間航行の燃料として期待されています。
化学式のロケットだと、十分な速度を得るためにふざけた量の推進剤が要るわけで、さらにその推進剤を飛ばすためにまた推進剤が必要になるという不毛な事態になりますw
いったい何キロの物体を飛ばすのか知りませんが、アルファ・ケンタウリ(約4.7光年。。だっけ?w)まで行くのに反物質10キログラムも必要ないと読んだ記憶があります。
反物質は平和利用、それもかなり特殊な事情が無い限り使われないっぽいですね。
普通の発電、動力源なら核融合で十分ですから。
Posted by cion at 2005年11月30日 13:53
空想科学読本で取り扱ってましたよ
ポジトロンスナイパーライフルは
Posted by サポシ内藤 at 2005年11月30日 13:54
軽く一つ言わせてもらうと陽電子砲とするくらいでしょうから多分レーザーを照射し、その照射したレーザーを追わせるように陽電子砲を発射すれば撃ったそばから大爆発なんてのはないはず…

ミネルバの件は賛成ですが。
Posted by at 2007年03月19日 16:38
デトネイター・オーガンのグランドクルスアタックも反物質。
Posted by 裏口入学生 at 2007年05月21日 00:41
ATフィールドは位相空間による物理的防御な件
高エネルギーで貫ける(現在の戦略核並程度のでは無効)設定だったはず

αケンタウリまでまともな恒星間船で行くのに必要なのはkgどころかt単位
そして、1mgの反物質を得るのに数兆、装置の改良により数億円までは減らせる見込みがある程度
ちなみに現在までで作られた量は1兆分の1mg程度とか
更にt単位の反物質を作るに必要な期間は数百年ですまない事実
はっきり言ってエネルギー効率は見れば水を持っていくほうがマシ
電気分解して燃焼させれば推力と電力を賄える
反物質が燃料として期待されている理由はエネルギー面よりも質量面
なんたって水なら数千数万t持って行くことが必要なのがたったの数tと反応物数百tで済む

Nノーチラス号の主砲も反物質砲だね
先にガイドレーザーで真空空間を作り出してから撃ってる
Posted by    at 2007年08月25日 15:41
あらかじめatフィールドで真空状態にしたとすれば大丈夫じゃね?
Posted by テキトーくん at 2014年05月24日 15:53
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