GENJIをクリアしました。
もちろん、PS3のGENJI 神威秦乱ではありません(笑
2005年に発売されたPS2版のものです。
ゲームのジャンルとしては、時代劇物のチャンバラです。
鬼武者と同じような感じです。
ただ、このゲームの目玉として、神威があります。
神威というのは、神威ゲージが満タンの状態でL1ボタンを押すと発動し、敵が固有の攻撃を仕掛けてきます。
その攻撃が当たる直前、□マークがでるので、□ボタンを押すと敵に大ダメージ(雑魚なら1撃、ボスでも大ダメージ)を与えることが出来ます。
また、ボス戦において神威を使わないと取れないアイテムというものもいくつか存在します。
この神威が曲者で、最初はなかなかタイミングがわかりません。
雑魚で練習しようにもやられてしまう始末。
しかし、慣れるとかなり爽快に使えるようになります。
ボス戦ではもちろん、終盤は強い雑魚も神威一撃で一掃出来たりし、さらに神威ボーナスで経験までもらえてしまうので、積極的に使うようになり、さらに上達していきます。
最初はゲージひとつの神威ですが、ボスを倒し、天鋼を集めていくと最大4ゲージまで増えます。
ゲージが増えると、神威発動中にさらに神威をかけることによって、敵のスピードが落ち、より神威をきめやすくなります。
まあ、ひたすら神威をやり続けていけばクリアできる感じのゲームです。
ボスなどで詰まってしまっても、雑魚に神威を当て続けて自キャラを強化してしまえばいいのです。
自キャラ強化の方法としては、もうひとつ、フィールドに落ちている天鋼を見つけ、天鋼三つで体力、攻撃力、防御力のどれかのパラメータを上げることが出来ます。
上げるのはお好みでいいと思います。
私はほとんど義経の防御に当ててしまい、弁慶はほとんど強化せずにクリアしてしまいました。
さて、このゲームの時代設定は源平合戦の時代に設定されていますが、特にストーリー上に歴史イベントがあるわけではなく、単に義経人気にあやかった感じで決まった感があります。
しかし、義経を俊足で手数の多いキャラにし、弁慶を鈍足だが強力な一撃を持ったキャラに設定するというのは見事にはまりました。
フィールド上にも義経でしか飛び乗れない場所があったり、弁慶でしか壊せないものがあったりします。
本来は程よく交代させながら使うように設計されているのでしょうが、どうしても足の速い義経を優先的に使ってしまいました。
弁慶の足はあまりに遅いので・・・
これは、二人の経験値が共有されることによって、より一層片方のキャラを集中的に使ってしまう傾向になってしまっていると思います。
この辺はちょっと残念なバランスになってしまっているのと、フィールドに落ちている天鋼の収集がちょっと面倒というネックになっています。
天鋼は多分強化せずとも、神威をマスターすればクリアできるとは思いますが・・・
クリア特典は、ハードモードとファーストプレイで獲得した経験値、天鋼、武器を繰り越せるモードが出現します。
天鋼は5周しないと義経と弁慶のパラメータをマックスに出来ないそうですが、そこまで強くする必要は感じませんでした。
引き継いでちょっとやってみたところ、最終武器を持った義経が強すぎて、全ての雑魚を一撃でしとめてしまうので、面白くなくてやめてしまいました。
神威というアイディアはよかったものの、そのタイミングの微妙さから面白く感じる人とつまらなく感じる人に分かれるでしょう。
そのために神威の二重かけという技が用意されていますが、それでも結構シビアなところがあります。
ストーリーは強引に源平合戦に持ってきたものの、特に重要なイベントはなし、システムは好き嫌いが分かれるところでしょう。
というわけで、私は楽しめましたが、お勧めできるかというと微妙なソフトだと思います。